シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。台風が去ったと思ったら、東京は猛暑です。
とはいえ、被害にあわれた方々を思えば、暑い暑いと騒いで冷房の中にいる私たちは申し訳なさでいっぱいです。
シナリオ・センターの異質な先輩をご紹介します。
高土新太郎(こうづちしんたろう)さん、大道芸人を主体に俳優業もされている方です。
俳優をやりながら、蝦蟇の油売りやバナナのたたき売りなどの大道芸を身に着けて、様々なところで見せていらっしゃいましたが、2012年骨髄性白血病が判明。
今年2月に再発して、「何かを発信していることが、自分の生きている証」と、骨髄性白血病と戦いながら、4月から「お笑い演芸ゆるゆる寄席」をプロデュースし、13日に東村山サンパネルで、21日亀戸文化センターで目標の10回目達成するといいます。
終了後、再び闘病生活に入られるそうですが、「もう一度映画に出るのが夢」とまだまだ意気盛んです。
ポジティブに病と闘っている高土さん。きっと病も逃げて行ってくれることと思います。頑張ってください。どうぞ、お大事になさってください。
13日、21日とも午後6時半から、入場料1000円。人形漫談、寅さんの物まね、落語など多彩な芸人が出演するそうです。
出身ライターの太田ぐいやさんの漫画原作のコミックスが、7月10日発売になりました。
太田さんは、漫画原作はもちろんですが、アニメ、ミュージカル、ゲームシナリオ、ドラマと多彩な活躍をされています。
今回発売の漫画は、戦国時代、イタリアからきた実在のマルタ騎士のお話。「蒼眼赤髪~ローマからきた戦国武将」(双葉社刊・幸田廣信画)
マルタ騎士団のジョバンニ・ロルテス(日本名 山科羅久呂左衛門勝成)、蒲生氏郷の配下で働いたといわれている人物が主役です。
太田さんらしい、アクションあり、笑いありのめちゃくちゃ面白い漫画になりました。
このジョバンニのキャラを使って、「戦国イタリアーノ」をイタリア文化会館の公式ブログで月イチ配信もしています。
イタリアとこんな形でつながっているなんて、すてきですね。
シナリオはもちろんですが、シナリオ・センターの出身者は、様々なジャンルで頑張っています。