シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。昨日の涼しさが続いて欲しいと思ったら、まあ、無理ですよね。これからが夏本番。
皆様、お身体にくれぐれもお気をつけください。
明日から2日間、鎌倉の川喜多映画記念館主催で、恒例の子どもシナリオ教室を行います。
このまま涼しければと・・・密かに願っていたのですが、天気予報では、明日から蒸し暑い高温の日々が始めるのだそうで・・・やれやれ。
1日目は、あの「最後から二番目の恋」で中井貴一さんがお勤めの鎌倉市役所の前にある商工会議所の会議室をお借りしてシナリオづくりなので、暑さは往き帰りだけのことなので、よいのですが・・・。
2日目は、1日目に子供たちが創ったシナリオで、2グループに分かれ、スタッフ、キャストとも子供たちが総出で5分ほどの映画を撮影します。
5分というとすぐできあがるように思いますが、これが午後イチから夕方まで、約6時間近くかかるのです。
なにせ、子供たちは真剣です。最初は遠慮がちだった監督も、どんどん進んでくるとダメ出しもできるようになり、TAKE5くらい平気で出すようになります。(笑)
子供たちはもちろん、撮影のお手伝いをしてくださる川喜多のスタッフもシナリオ・センターのスタッフもみんなで、大汗をかきながら炎天下で撮影をします。
最近は、若いスタッフにお任せして、子供たちの体調に気を付けたり、差し入れするだけの裏方に回っている私ですが、やっぱり炎天下は辛いです。
せめて、蒸し暑くないことを、子供たちが最後まで元気で過ごせることを祈るばかりです。
映画作りは、まずはシナリオありきです。
1日目の午前中は、連想ゲームのようなことから初めて、キャラクターづくりなどを楽しく学んでもらいます。
キャラクターでドラマが大きく変わることをわかってもらったら、ドラマは、すんなり進んでしまったら面白くないですから、どうやって困らせよう、どんな障害をいれようとみんなで考えていきます。
「どこかで、つい最近同じことを言われた気がする?」そうです、サマーセミナーでも学ばれましたよね。
サマーセミナーで学んでいただいたことを、ここでは子供にやっていただくのです。大人も子供も同じです。
さてさて、子供たちはどんなシナリオを作ってくれるのでしょうか。
アップルでの講座に引き続き鎌倉の子供たちと、シナリオ・センターの夏は、熱いです。(笑)
毎年、暑いとぼやきながら、実はとても楽しみなひとときです。
子供たちが自分の想いを伝えること、アクションリアクションを通して他人の気持ちを考えること・・・シナリオを書くことで、子供の想像力(人を想う心)が広がっていきます。
この子供たちがきっと素敵な世の中にしてくれることと願っています。