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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

企画書も花火のごとく打ち上げよう!

シナリオ・センター代表の小林です。810日から17日まで、シナリオ・センターは夏休みをいただきます。
この表参道シナリオ日記も今日から1週間、お休みさせていただきます。
18日には、通常授業となりますので、もちろん日記も再開いたします。休み中に何が仕込めるか・・・競争しましょう。(笑)

 伊東花火1 花火

休みの始まりは、私は、恒例の伊東の花火大会にいくのですが、台風で怪しい雰囲気です。
もう10年近く行っているのですが、一度も雨に祟られたことはありません。晴れ女を自認している私ですが、はたしてどうなることやら。
故郷へお帰りになる方、観光へお出かけの方もお気をつけて下さいね。
あちらこちら大雨で大変なときに、花火ごときで騒ぐのもみっともないと思いつつ、心配もさることながら、このところの天候には、自然の脅威を感じます。
自然とは話し合いがつかないので、停戦も休戦もできません。
だからこそ、きちんと災害対策をしておくべきで、想定外はなしにしなくてはいけません。
気象工学という分野では、気象を人間の力でコントロールできるようにしようと研究しているとか。
確かに自然災害が起きないようにできたら、それは素晴らしいことですけれど、神をも恐れぬ仕業のような気もしますし・・・。
でも、考えてみると、今だって大気汚染とか温暖化とか人間が作り上げたことですものね…どうも昨今、神様をすっかり怒らせちゃった気がします。

 

ちょっと、今、悩んでいるというべきか・・・。天候ではありません。
ある案件で、企画書を300本ほど読ませていただいているのですが、うーん、大半の企画書がうまくない。見たいと思わせる、制作したいと思わせる魅力がないのです。
アイデアはある、書式はできている、でも、さっぱり面白くない。
このままでは、どんなに色々なところにチャレンジしても通らないとのではと、大きな危惧をいだいてしまいました。
一番問題なのは、プロットというとストーリー(お話)をただ書かれていることでしょうか。

基礎講座で、「王様が死んだ、そして王妃が死んだ」というのではドラマではなく「王さまが死んだ。悲しみのあまり王妃が死んだ」と「なんで」が必要だというお話を聴かれたかと思います。
ほとんどの企画書には「なんで」がないなんですね。「これこれこう言うお話でーす」で終わっているのです。
キャラクターが見えない、葛藤がない、だから「なんで」がでてこないのだと思いました。
企画書を書いても書いても通らない方は、キャラクターをしっかり作って、葛藤を入れて書き直してみてください。

9月3日から毎週水曜日5回にわたって「企画書講座」をおこないます。
「?」と思われたら、率先してもう一度学んでみてください。 

では、18日にまたお会いしましょう。すてきな夏休みを!!

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