シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。八月ももうわずか、子供たちの夏休みももう数日で終わろうとしています。
月日の経つのは早いこと・・・ひとつの終わりがあり、ひとつの始まりができる、土曜日はしみじみ感じた1日でした。
8月23日、研修科を担当していただいていた大塚講師が、退職されました。
1998年から16年間、シナリオ・センターで講師を務めていただきましたが、その昔生徒でいらした頃から考えると30年以上のお付き合いになるでしょうか。
それだけに、おやめになるというのはとても寂しいのですが、ご本人の固いご意志でしたので、快くお送りすることにしました。
実は、もはや1年無理やりに延ばしていただいでいたのですが、更にしつこく、できれば来年の45周年までと申しあげたら、どんどんズルズル延ばされても・・・とのことで、ついに終わりの日を迎えたという次第です。
大塚講師は、こういっては失礼ですが、見た目ちょっと強面で、とっつきにくい感じがします。(笑)
ですが、とても熱い情熱をもって教えることに精力を傾けてくださった講師で、ときには、生徒以上に生徒の作品を愛して、とことん向き合って。
びしっとおっしゃることもあり、厳しいと思われた生徒さんもいらしたようですが、笑顔になると優しさがにじみ出て、クラスの皆さんに慕われていらっしゃいました。
土曜日は、私も心ばかりのお餞別を用意してご挨拶をさせていただきましたが、事務局が自発的にプレゼントを用意していたのには、私がびっくりしました。
それほど事務局でも愛されたお人柄でした。
大塚講師の薫陶をうけた生徒の皆さんは、その成果を出して、大塚講師に大きなプレゼントしていただきたいと願っています。
大塚先生にお別れをした後、加山雄三武道館コンサートへ行きました。
加山雄三さんの50年来の熱狂的ファンが私の親友で、喜寿を迎えた加山さんのラストツアーになるかもしれないからというので、私も、高校時代は、加山さんの映画若大将シリーズに夢中になった一人ですので、一緒にいきました。
初めてのコンサート。武道館に溢れるジジババジジババ・・・いやあ、ジジババで武道館が染まっていました。
「すげぇ!なにこれ?」といったら、「ばかね、私たちと同じ世代だよ、イッショ!!」と親友に言われ、己の歳を思い出し、愕然・・・。(笑)
そのジジババが熱狂してしまうほど、77歳には見えない加山さん、永遠の若大将です。
私も、メインマイク正面前列2番目で、高校時代に戻って、親友から渡されたコンサートライトを振り回して、熱狂しちゃいました。
サプライズにサザンの桑田さんがいらして、一緒に一曲歌われ、またまた大騒ぎ、素晴らしいコンサートでした。(写真は、頂いた加山雄三シャンパンです)
歳をとるというのも決して悪くないと思わせられました。
まだまだ新しいことにチャレンジして、夢を追い続けているDreamerを掲げる加山雄三さんをお手本に、新しいことに積極的にチャレンジしていこうと思います。
ひとつのことが終わっても、つぎに新しいことを始めることができる。
だから、楽しいんですよね、生きていることは。
ちなみに大塚講師は小説の世界へ出発(たびだち)ました。