シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。どうも昨今の気候は、気象予報士も、経験したことのない状況だったりするらしいですね。
地球自体が大きな変動期に来ている気がします。人間も変わらなければ。もう経済一辺倒の世の中ではないと思うのですが。
子供の声がうるさいから保育園を建てないでほしいとか、盲導犬が我慢していることをいいことに活動中に刺傷したりとか。なんでこんなにやさしくない世の中になったんでしょう。
文化芸術は心を育てます。
8月30日土曜日、紀尾井町小ホールで、出身ライターのSijaさん脚本の朗読劇が行われます。
「三姫ものがたり」
琵琶、尺八、筝、三味線などの和楽器の音色に声優たちが「かぐや姫」をはじめとする日本の姫たちが織りなす三つの劇的な物語を語ります。
心がやさしくなる、気持のよいひと時をお過ごしいただけるかと思います。是非、おいでください。
シナリオ・センターの在校生の方々は、3500円のところ、3000円でチケットを販売しています。sija_son@hotmail.comheへ。
また、先日ご紹介させていただいた夫婦で特攻に散った「天泣に散りゆく」、作家集団の松本京さん企画・脚本の舞台は9月6日・7日、世田谷観音です。
野外ですので、雨が降らないことを祈りつつ・・・私は7日にお伺いするつもりですが、究極の晴れ女ですから7日は晴れです。(笑) info@bungei.org
ここのところ、舞台では、初期の作品の再演が多いです。
先日、鴻上尚史さんの「朝日のような夕日をつれて2014」をみてきました。
鴻上尚史さんの「朝日のような夕日をつれて」は22歳の時に書かれたものです。
ゴドーを待ちながら、繰り広げられる5人の男だけに芝居です。
今回の「朝日のような夕日をつれて2014」は、もちろんゴドー待ちは変わらないし、玩具会社という設定も変わらない、5人の男だけの芝居も変わらないのですが、私が拝見した87年版は、リュービックキューブでした。
今回は、モバイルゲーム。ありのまま(蟻のまま)のアナ雪だとか、今の世の中を流行をくまなく取り入れつつ、変わらない弾丸トークと踊りに歌、おきまりの紀伊国屋の怪人の出現・・・めちゃくちゃ笑えて、そして、ラスト。お決まりの坂道での5人にジーンとして・・・。
初演からの大高洋夫さんと小須田康人さんのお二人に(もうお二人とも50代になってしまったんですって)、新たなメンバーも芸達者な方々が、前回と同じく舞台衣装の背広を汗でびしょびしょにしながら演じていました。(笑)
名作はいつの時代にも生きて、愛されていくんですね。
文化芸術は、人から生まれ、人が育むもの・・・だからこそ、人は文化芸術によって心を育てられる・・・常に触れていなければならないと思っています。