シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。怪しい天気に、全国、いったい今度はどこが危ないのか・・・急激な豪雨に戸惑うばかりです。
様々に今まで経験がなかったことが次々に起こるのに、政治家たちの変わらぬアクション・リアクション。驚き以上に、泰然自若としていられること自体に尊敬の念を抱いてしまいます。(笑)メンタル強いですね。いや、鈍い?
今日は、9月シナリオ8週間講座の開講です。
こんな天気なので、大丈夫かしらと心配しています。夜半に大雨になるとの予報もあり、心配性の私には、心配の種がつきません。
皆さん、気を付けてお帰りくださいね。
シナリオ8週間講座でお教えすることは、シナリオを書くための技術の基礎です。
基本がきちんとしているかどうかで、プロになった後が違います。
シナリオ・センターは、出身ライター700名近く輩出しており、業界一プロを誕生させていると言われていますが、私自身が大切に想うところは別にあります。
シナリオ・センター出身の脚本家は、ながーーーーく活躍されていらっしゃることが、なによりの自慢です。
デビューするのは、案外簡単です。でも、デビューしてすぐに消えていく方は、シナリオの世界だけではなく、たくさんいます。
お笑い芸人だと、一発屋といわれて、今年消える芸人なんてレッテルさえつけられたりしますね。
スポーツでも、芸能でも創作の世界でも、たぶんおなじではないでしょうか。
基本こそが底力になります。ながーーーーく活躍できるプロになれます。
ジェームス三木さんが、講義をしてくださった時に、「シナリオに詰まると、新井先生の基礎技術を読み返す。すると浮かんでくるんですね」とおっしゃっていました。
「基礎技術で、ドラマが浮かぶの?」と思われるかもしれませんが、例えば、基礎技術の人物描写のところに、無感情人物という項目があります。
感情のない人間はいないのに、ストーリーに捉われていて、登場人物の肝心の感情が描かれていないことを指摘しています。
「無感情人物」という言葉に出会って、「A子は、このとき何を想っているんだろう」と気がつくと、ドラマになるというわけです。
基本を繰り返すことは面白くないと感じるかもしれませんが、発想が形になるかならないかはここにかかっていると思うのです。
シナリオを使って、大学でのキャリアアップ教育や、企業研修、入社試験などを現在行えているのも、「シナリオ基礎技術」から生み出したものです。アクションリアクション、リトマス法、セリフの進化過程、構成などなど。基本がわかると、どんなものにも応用がききます。
「型を知らずして型を壊せば型なし、型を知って型を壊せば型破り」
シナリオ・センター代表 小林幸恵 著 BookBeyond http://bit.ly/Ue2KM7
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シナリオ・センター 堀江史朗 著 BookBeyond http://bit.ly/1kE1pb3『ラジオドラマの書き方』ラジオドラマの第一人者である堀江史朗氏による『ラジオドラマの書き方』。
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