シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。またまた嬉しいお知らせが届きました。
「第4回TBS連ドラ・シナリオ大賞」、おめでとうございます!!!
やりました、やりました!!
大賞、通信作家集団の渡邉真子さん「初恋狂詩曲」
佳作、元本科Nの李正美さん「笑顔作って、深呼吸」
入選は4名の方。
通信作家集団大北はるかさん「爆弾を訊ねて」
作家集団Q賀藤晶さん「ロッカー開けます」
研修YI山田励子さん「愛には向かない」
研修YP和田康友さん「そこには真実は無くても」
大賞1名・佳作2名・入選6名計9名のうち、6名の方がシナリオ・センターの方々です。
しかも佳作を受賞された李さんは、妊娠中とのことで、二重のおめでた。子育てと大変ですが、「頑張る!」と笑顔でした。
すごいでしょう。嬉しいですね。おめでとうございます。
今回は、過去最多となる1138本の応募だったそうです。その中から選ばれた9名、そのうち6名がシナリオ・センターの方々です。
浅田講師が公募コンクール対策講座で言うところの1%よりも少ない確率のところで、6名もの方が栄冠を得たことは、きちんと実力を持っているからこそ評価されたということです。
基本の力こそが勝利の方程式です。
しかもTBS連ドラ大賞は、作品の中に「これから世に出るであろう」ことを予感させる力を感じさせた者でなくては、通りません。
受賞されたみなさんは、実力を認められたのだという自信を持って、自分を信じて頑張っていただきたいと思います。
とはいえ、ここからが大変。
プロへの船出は、荒波にでていくのです。大嵐も来るかもしれません。
コンクールまでは、自分の好きなものが書けますが、プロになったら注文仕事。
どれだけプロデューサーや監督、役者さんの想いを受けて対応できるか。
自分の想いをきちんと伝え、納得させられる脚本を書けるか。
とくに直しは、褒めてくれませんから根性を据えてかからないと・・・。
なーんて脅かしましたが(笑)、恐れることはありません。
みなさんはしっかりと基本の力を持っています。
基本の力があれば、臨機応変どんなことにも対応できます。
「基礎力」というのは、皆さんが思っていらっしゃる以上にすごい力なのです。
だから、シナリオ・センターからたくさんのコンクール入選者が、たくさんの脚本家が誕生した。
だから、出身ライターとして活躍することができるのです。
「シナリオの基礎力をつける」、これこそがシナリオ・センターの教育ポリシーです。