シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。雨が降ると、晩秋だなあと感じます。今年は、ゆっくりと秋が来たそうで、紅葉もまだまだみられるところが多いそうですから、じっくり秋が楽しめそうですね。
神宮外苑のイチョウは、まだ色づいてもいません。12月初め頃でしょうか。
さて、演劇の秋です。
今週末の8日・9日は、北九州芸術劇場で、松本清張原作・柏田道夫作の「わるいやつら」が上演されます。毎年行っている劇団青春座の公演です。
「西郷札」「ゼロの焦点」に次ぐ松本清張シリーズ第3弾です。
後半の29日は、彩の国さいたま芸術劇場で、柘植徳井作「草魂(そうこん)」が上演されます。
こちらは、田中正造没後100年顕彰記念公演で、足尾銅山事件で有名な清廉な政治家田中正造を描いたものです。
「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」
田中正造の言葉を、今の政治家たちに教えてやりたいですね。
シナリオ・センター講師たちも、お芝居で活躍していますが、この11月18日から、ジェームス三木さんが国立劇場と浅草公会堂で前進座の公演「薄桜記」を脚本・演出。
ジェームス三木さんは、前進座のほかにも青年劇場やわらび座、NLT、新派などに多くの戯曲を書き、演出も手がけていらっしゃいます。
「薄桜記」は、一刀流の剣豪丹下典膳と中山安兵衛の固く結ばれた友情は、吉良上野介の用心棒となった丹下典膳と赤穂浪士討ち入りにいく中山安兵衛という敵同士に・・・ジェームス三木さんによる「愛の忠臣蔵外伝」です。前進座チケット0422-49-0300
来年1月には、出身ライターの岡田惠和さんが、初めてお芝居に挑戦されます。
「スタンド・バイ・ユ~-家庭内再婚‐」日比谷シアタークリエでの公演です。
2組の夫婦が織りなすコメディ・・・会話劇が得意な岡田さんの本領発揮というところですね。
「脚本家生活25周年」公演、おめでとうございます。観劇する日を楽しみにしています。
ちょっと最近、シナリオ・センターは戯曲ブーム?
前々から、在校生の中でも劇団を持っていらっしゃる方や頼まれて書かれている方なども多く、出身ライターの方もたくさん公演されていらっしゃいます。
11月13日から「戯曲講座」が3回にわたって行われます。皆さんがお持ちの映像表現の技術を活かした戯曲のノウハウを楽しくお教えしていきます。
また、戯曲講座受講者には、12月11日から東京芸術劇場シアターウエストで上演される出身ライター坂口理子さん脚本の「花の下にて」の稽古見学に、坂口さんのお話もついているという特典つきです。
みんながやれるなら、私もできそう・・・というのではなく、戯曲もきちんと基礎を踏んで欲しいと思います。
出身ライターの石塚和美さんが企画から関わられている『すもうねこ』が今夜ついに決戦だそうです。『すもうねこ』連ドラ化を賭けた「NHK-Eテレ青山ワンセグ開発バトル2ファイナルラウンド決勝戦」です。
11月6日木曜日深夜24時20分から「ファイナル決勝戦」←この日の獲得票数で連ドラ化が決定します!
みなさん、『すもうねこ』に清き一票を!