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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

愛して!本気で!自分の作品。

シナリオ・センター代表の小林です。色々あった数週間がやっと終息を迎え、いつも通りのスケジュールに戻ってきました。そうなると、やるべきことが満載で・・・やれやれの毎日が再開です。(涙)

来年運勢をつかむ講座

今年最後の講座は、来年を意識した、来年に賭けた講座を企画しています。(笑)
特に今年は、来年が創立45周年の上に、創設者の新井一生誕100年ということで、このラストイヤー講座には、おのずと力が入ります。 

まずは、「来年良い運勢をつかむためのステップアップ講座」のひとつは、「広告発想で考える『売れるプロット』の創りから講座」、1211日・18日の2日間にわたって行います。 

この講座は、実は、私の実感的危惧(?)から生まれた講座なのです。
今年後半にかけて、300本以上のオリジナルプロットを読ませていただく機会がありました。
皆さん、プロットの書き方や、お話は下手ではありません。面白く書けています。
技術は、作家養成講座や企画書講座でしっかり学ばれていますからね。
じゃあ、なにが問題かというと、読ませていただいても、なんだか「やりたい」って気持ちにならないんですね・・・なぜでしょうか?
当然、ドラマにするための企画ですから、「これこれこういうお話です」というだけで終わらない「よし!これはドラマにしたい!」「やりたい!!!」と思わせるものがプロットには必要です。 

ですが・・・ちょっと、ひどい言い方をさせていただくと、お話は上手に書けているけれど、「それでぇ?」って言いたくなっちゃうプロットがほとんどだったのです。
で、ひたすら分析してみました。何が足りないか、何故魅力を感じないのか・・・。
驚いたことに、ご自分の創られたオリジナルの話なのに、作者自身が「ここが面白いんです!」って、どなたもおっしゃっていないことに気がつきました。
「肝」がなかったのです。
それは、「こんなにいいよ」っていう作者の愛が足りない気がしました。
なので、私の中に、スーパーで十把一絡げの安売り商品になってしまった挙句に、返品になったお菓子・・・っていう想像が、大きく広がってしまいました。 

スーパーに行ってたくさんの商品の中で「これ、美味しそう!」って選んだ時、どこが美味しそうと思ったのかって考えたことはありますか?
なんにでも、商品には肝がある、売りがあります。
そこを考えたら、美味しいプロットになるはずですよね。
その発想は、広告だなと思いました。
そこで、多くの広告賞を獲られているコピーライターでもある作家集団の新井講師にお願いをして、「広告発想」で考えるポイントを教えてもらうことにしました。 

シナリオ・センターでは、ありがたいことにたくさんのオファーをいただいています。
その期待に応える「いいね!」と言われるいい商品を作りたい、「やりたい!」と思っていただけるプロットを書いてもらいたいと思うのです。
書いても書いても徒労に終わってしまったらつまらないじゃないですか。 

なかなか企画が通らない・・・作家集団、ライターズバンクの方々。
20枚シナリオが面白いと言ってもらえないゼミの方々・・・。
いまいちどこが悪いのかわからない講座の方々・・・。
初心者からベテランまで、今年中にクリアして来年の運勢を掴み取れるようにしていただければと願っています。

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