シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は久々に早起きしました。小学校でのシナリオ授業を行ったからです。
8:45スタートの授業・・・いやあ、私としては最近にはない早朝スタートで、頭も体も、子供たちのパワーに押され気味でしたが、楽しい授業になりました。
千代田区立番町小学校5年生の2クラス、午前と午後に分けて「シナリオ教室」の授業をさせていただきました。
今回は、新井と田中というシナリオ・センター若手コンビで授業をさせていただきましたが、子供たちからすると「おっさん」なんでしょうね。私は、おばあさんだもんね。(苦笑)
校長先生が、女の子がいつもより静かで、どうもイケメン(笑)講師二人によくみせようとしているみたいだと笑っていらっしゃいました。(ホント?)
小学校で行う「シナリオ教室」も5年経ちました。子供たちに合わせて少しずつ変化しています。
よりわかりやすく、よりやさしく、より楽しく・・・新井一のモットーが子供のシナリオ教室には、大人以上に活きています。
ドラマは、キャラクターだということをわかってもらうために、最初に、人物名を出して、そこから人物のイメージを膨らませてもらいます。
歳は?仕事は?服装は?性格は?口癖は?など名前からイメージしたものをどんどん出してもらいます。
子供たちは、ストップをかけても止まらないほど積極的に手をあげて、どんどん発表してくれます。
そんな風なとっかかりから始まり、シナリオの書き方をちょっとだけお話して、20分ほどでシナリオを書いてもらいます。
そして、グループに分かれてシナリオを共有し、その中からグループで演じるシナリオを決めてもらい、各グループごとに発表しました。
まあ、にぎやかにぎやか。爆笑に次ぐ爆笑。
最初は尻込みしていた子供たちも、他のグループに負けじとちょっと照れくさそうにしながらも、楽しそうに演じはじめます。
時間超過しながら5人グループ7組が発表を終え、あっという間にシナリオ教室は終了。
午後に行うクラスも興味津々にのぞきに来たりして、子供たちの好奇心が想像力を大きくしていきます。
若手イケメン(?)講師たちは、その後一緒に給食を食べ、和気あいあいドラマの話などをしながら、子供たちと楽しくコミュニケーションをとっていました。
私はこのあと、子供たちの作品の添削が待っています。スッチャカメッチャカだけど楽しい個性あふれたシナリオや大人顔負けの本格的ドラマや様々です。
この子供たちが、シナリオを通して、想像力を広げ、書くことの楽しさ、創造することの面白さを感じてもらえたら・・・きっと素敵な大人になると思います。
こんな子供たちを戦争に駆り出さない世の中でありたいと切に思います。