シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は真冬並みの寒さとか。
インフルエンザで学級閉鎖もでているようです。
くれぐれも気をつけて、今年を乗り越えましょう。
この数週間の間に、東映の一時代を築かれた方が亡くなられ、時の流れをしみじみ感じています。
最後の銀幕の大スターともいうべき高倉健さん、そして菅原文太さん。
菅原文太さんは、無農薬農業の改革や「戦争させない1000人委員会」の呼びかけ人もされており、役者を越えて、晩年は人として大きく動かれた方でした。
『「再び戦争をしてはならない」それが俺のただひとつ唱える念仏だ。』とおっしゃっていました。
遺言として、私たちの中に、遺してくれた言葉だと思います。
心からご冥福をお祈りいたします。
昨日、室岡ヨシミコさんが、「函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞」のグランプリを取られたご報告をしました。
一体今年どのくらいの賞を獲っているかなあ・・・と思ってみていたら、先輩たちの活躍ぶりも驚くほどでした。
先輩たちがすごいのも、嬉しいですね。
東京ドラマアウォード2014では、
個人賞脚本賞 岡田惠和さん
作品優秀賞「ごちそうさん」森下佳子さん
作品優秀賞単発ドラマ「今日の日はさようなら」橋部敦子さん
作品優秀賞単発ドラマ「チキンレース」岡田惠和さん
作品優秀賞ローカルドラマ賞「ダルマさんが笑った」吉澤智子さん
そして、
橋田賞 森下佳子さん
向田邦子賞 森下佳子さん
モンテカルロテレビ祭モナコ赤十字賞 故中園健司さん
市川森一脚本賞 浜田秀哉さん
先輩たちが、素敵な賞をいただくことは、これからシナリオを志す方の大きな励みになります。
私にとっても、シナリオ・センターの教えが間違っていないのだというお墨付きをいただけたようで、とても嬉しく、心からありがたいことだと感謝しています。
シナリオでできること。伝える力です。
ドラマを通して、誰かの心の中に深く残るような、作り手の思いが伝わるようなシナリオを書いていきたいものです。