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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

アドラーをものにして勇気の一歩を。

シナリオ・センター代表の小林です。台風並みの低気圧に、北海道は猛吹雪とか・・・大丈夫でしょうか。
暖冬の予報なのに、あちらこちらに雪、風・・・寒さが厳しいですよね。四万十川でも新潟の方が驚くほどの雪とのご報告でした。
地球は、大丈夫なのでしょか。
なんだか、聴く耳持たないトップやうちわさんやワイン女史とか怪しい人たちに任せてしまうどこかの国も心配ですが・・・。

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年の瀬に暗い話題よりは、楽しい話題の方がいいに決まっています。
こういうときは、オタクカルチャーとシンデレラストーリーが奇蹟の融合を果たしたすっきり笑える楽しい映画を観ましょう。
「海月姫(くらげひめ)」出身ライターの大野敏哉さん脚本です。
監督は、「のだめカンタービレ」「映画秘密のアッコちゃん」「LDK」など人気少女マンガを実写化してヒットを飛ばしている川島泰祐監督。
主人公は、あのアマちゃんの能年玲奈さん。
1227日ロードショーです。今年ため込んだストレスは、バッと解消しましょう。

アドラー

もうひとつ、来年は自分を変えて、ワンステップもツーステップも上をめざしたい方へお勧めの本です。
お正月に読むのもいいかもしれません。
「物語でよむアドラー心理学」(リンダパブリッシャーズ刊)作家集団の谷口のりこさんが執筆です。

アドラーをご存じでしょうか。フロイトやユングとともに心理学の3大巨頭と呼ばれた人です。
でも、フロイトやユングは読んだことがなくても、名前くらいはほとんどの方が知っているのですが、アドラーは知られていません。実は難しいからです。(笑)
ところが、「子育て支援の会 アドラーフェライン横浜」という会では、アドラー心理学を使って、子育てや人間関係に役立てているそうです。
谷口さんは、代表の土居一江さんに教わりながら、ご一緒に実践に加わり、難しい理論をかみ砕いて、かみ砕いて、柔らかくして身につけました。

この過程を人間関係に悩んで、やりたいことができない静香ちゃんと強烈キャラのよしこちゃんのふたりと、静香のおばあちゃんを先生に、わかりやすく面白い小説にしました。

「人は過去のトラウマで行動しているのではなく(原因論)、その人の意志による目的があって行動している。」
「他人が自分のことをどう思うかは他人の価値観だから気にしても仕方がない」
「自由を得るために嫌われる勇気が必要だ」
「嫌いな人、苦手な人のなかに自分自身をみていることがある」
「見方を変えれば短所と思っていた点も長所に見えてくる」
「怒るに隠された真の目的を考えみよう。たいていは期待がある」
「劣等感は自分の理想に達していないと感じる主観であって、自意識過剰になることはない」

こんなことが物語として、わかりやすく描かれています。
「もしドラ」のように、難しいことをやさしくわからせてくれて、人間関係に自信を持たせてくれる一冊です。

シナリオを書いて、俯瞰でものをみることができるあなたなら、アドラー心理学はもうしっかりと身についていますが。 (笑)
お正月にお勧めの映画と本でした。 

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