シナリオ・センターの開講情報をお知らせします。ドラマや映画だけでなく小説、戯曲、漫画やアニメの講座の開講、コンクール対策講座もあります。
シナリオ・センターの出身ライター600名強、その中には乃南アサさん、鈴木光司さん、赤川次郎さん他、小説家の方もたくさんいます。先輩ライター達はシナリオライターになるか、小説家になるか、学びながら模索したものでした。
でも、今は違います。シナリオも小説もどっちも独り占め。
だってどちらもできちゃうのが、シナリオライターなんですから。
本講座では、シナリオの技術を活かすことで、どう一粒で二度おいしいことができるのか、シナリオでの学びの活かし方、小説でデビューするまでの足掛かりなど、具体的なノウハウを実際に活躍されている先輩たちからお聞きします。
シナリオと小説両方書けると何がいいのか。
ひとつめは、脚本家デビューの足掛かりになる、ふたつめは原作者としても活躍できるからです。
期間 |
2015/2/10~2/24 毎週火曜日 |
---|---|
時間 | 19:00~20:30 |
講師 | 2月10日(火) 土橋章宏さん(第37回城戸賞受賞作「超高速!参勤交代」他) 2月17日(火) 村上桃子さん(「恋するマドリ~もうひとつの物語たち」他) 2月24日(火) 大山淳子さん(TBSのSPドラマ「猫弁」はシリーズ化 他) |
定員 | 60名(定員になり次第、キャンセル待ちになります) |
会場 | シナリオ・センター(地下鉄「表参道」下車徒歩5分) アクセスはこちらからご確認ください。 |
受講料 |
12,000円(教材費・税込):会 員(講座生・ゼミ生) ※火曜日夜間ゼミクラスの方に限り、2月の欠席料が免除になります。 |
お申込 | シナリオ・センター事務局まで (03-3407-6936 ) メールでのお申込はこちらから ※お支払い頂き、お申込完了となります。メールにお振込先をご連絡させて頂きます。ご予約のみの場合は、キャンセル待ちになる場合がありますので、ご了承ください。 |
シナリオは映像にうつるものしか描けません。いわば≪省略の芸術≫。
でも小説は、シナリオではタブーの「気持ち」はもちろんのこと、「目的」も「人間関係」も「時間経過」も「形容詞」もたっぷり使えます。
シナリオから見れば、好きなだけなんでも書ける。減らすことはとても大変ですが、増やすのは案外やさしい(笑)
その上、見せ方の技術を知っている、構成がしっかりとできる・・・これこそが強みです。
だからでしょうか。「エンタテイメント性の強い、見せ方の技術を熟知しているシナリオライターに小説を書かせたら面白い!」と、出版社から引っ張りだこです。
大御所では山田太一さん、倉本聰さん、内館牧子さん、ジェームス三木さんなどなど。
ベストセラー作家になった和田竜さんの「のぼうの城」は当初、城戸賞を受賞されたシナリオでした。そう、シナリオ・センターの土橋章宏さんの「超高速!参勤交代」も城戸賞を受賞され、小説から映画化へ……。そして大ヒット!でした。
とくに、ドラマは原作ものが主流の昨今、
「オリジナル企画が通らないなら、自分で原作を作っちゃおう」という方法があります。
シナリオ・センターも原作ものを作る出版社リンダパブリッシャーズと手を組み、
どんどん小説化して、原作として売り込んだ方法もこれです。
前述した「のぼうの城」の和田竜さんも、城戸賞を受賞された時、
シナリオでは映画化の話は来なかったのですが、小説にして売れちゃったら、引く手あまた。
映画化になりました。
で、本題です。
シナリオ・センターの受講生なら、よくばりに二足わらじを履けるということです。
それは、それだけの技術を持っているからです。
二足のわらじを履いている先輩たちのお話をお聴きして、私たちも頑張っちゃいましょう!
【ゲスト講師】
<城戸賞受賞から小説になり、映画化!>
ご存知、第37回城戸賞受賞作「超高速!参勤交代」は、小説(講談社刊)も映画も大ヒット。
土橋さんは。今や売れっ子ライター街道をまっしぐらです。
<小説がきっかけでラブストーリーデビュー!>
小説デビューの「恋するマドリ~もうひとつの物語たち」(リンダパブリッシャーズ刊)がきっかけで、
「恋うたSP」(TBS)のプロデューサーに紹介したところ、シナリオライターデビューとなりました。
<講談社TBSドラマ原作大賞受賞、ご自身の小説をシナリオ化!>
「猫弁・天才百瀬とやっかいな依頼人たち」で第3回TBS・講談社ドラマ原作大賞受賞。
受賞作をご自分でシナリオ執筆し、TBSのSPドラマ「猫弁」はシリーズ化となりました。
そう、シナリオライターは、シナリオも小説もどっちもいけるのです。
欲張りになるにはどうすればいいの?小説と映像の使い分けは?
色々聴かせていただきましょう。一粒で二度美味しい方法を!