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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

気持ちの勝負

シナリオ・センター代表の小林です。昨日、日本代表は、パレスチナに勝ちました。よくやった!私の大好きなやっとさん!!最初の1点をありがとう!
サッカーをやっているわけでも、技術を知っているわけでもないのですが、ちょっと見ていて思ったのは、手を抜いて(足か・・・(笑))いるわけではないのに、前半に4点をとってしまったら、後半は全く取れなくて。
バンバン攻撃しているのにとれないのは、引き締めているはずでもどこか余裕?気持のゆるみ?が生まれるのかなと、私は思いました。


ですが、錦織選手がブリスベン国際テニスでずーっと快勝していたのに準決勝で惜敗されたときに、元世界14位の沢松さんが、「19日のオーストラリアオープンに勝つためには、ここで負けていいんです」っておっしゃっていて、これは戦略?ジョコビッチがベスト8で消えたのも戦略とか。

どこに標的を置くかによって体調やトレーニングを加味してというのがあるみたいで、ただ力技や気持を引き締めるばかりではだめなのかと色々考えちゃいました。

 和綴じノート

とはいえ、やっぱり新年は、気持ちを引き締めて迎えたいですね。

新年最初の講座は、123期シナリオ作家養成講座ですけれど、創立45周年と合わせて、12345となんだか調子がよくって、わくわくしてきます。

説明会は、118日日曜日にあるのですが、たくさんの方のおいでいただいて、私の誕生日を祝っていただきたい(笑)。それは冗談ですが、たくさんの方にシナリオに興味を持っていただきたいですね。
今回は、新井一の生誕100年を記念して(私の誕生日ではなく)、プレゼントつきの講座です。

シナリオ・センターでは、細くではありますけれど東日本大震災支援を続けています。その一環として、123期のプレゼントは、東北和綴じ自由帳にいたしました。

この東北和綴じ自由帳は、東北の施設で働くハンディキャップのある作り手が製本して、本文用紙は日本製紙の石巻工場が復興作業の中で開発生産したB7バルキーを使っています。デザインは浅葉克己さん、和田誠さんはじめ187名のデザイナーのボランテイアで、収益は被災地の子供たちのために使われるというものです。
このことを知って、早速昨年買わせていただきました。私と事務局の青木と買いに行ったのですが、まあ、甘かった。200冊近く買わせていただいたので、二人では持てない。当たり前だわね。(笑)
でも、なぜかそんなことも考えずに「いいな、いいな」と・・・アホですね。ぎっくり腰にならないよう展示会の方に手伝っていただいてタクシーでシナリオ・センターまで運びました。

187種類あるので(なかには売り切れていたものもありますが)、お渡しするときもどのデザイナーのものにあたるかはわかりませんが、楽しんでいただければと思います。

私は、シナリオライターに大切なものは、遠くの人知らない人へ想いを馳せることができることだと考えています。
簡単にいえば、想像力ですが、人間を描くということは、他人への想いをどれだけ持っているかに尽きる気がします。
この自由帳から、自由な発想で、まだまだ復興にはほど遠い東北への想いと他人に対する気持ちを忘れずにドラマを創っていただけたら嬉しいです。 

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