シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。大雨になりました。雨の中、どうしても読みたくて、岡田惠和さんが載っているというAERA(1・19号)を買いに行きました。待ったなしが私の信条です。(笑)
AERA現代の肖像というコーナーで5Pに渡って岡田さんのインタビューが掲載されています。
岡田惠和さんの脚本家としての佇まいがよくでていて、脚本家を目指す方に勉強になります。
シナリオ・センターでいたときのお話の中で、「評論家にならないことを肝に銘じて、課題もかかさず提出、皆勤賞をもらった。」と語っていらっしゃいました。以て瞑すべき。
とても美味しいのですが(笑)2月16日締め切りなのでお急ぎ下さいというコンクールがあります。
「小学館ジュニア文庫小説賞」です。
ジュニア文庫編集長の中村さんから、シナリオ・センターで告知してほしいというご依頼をいただきました。
コンクールの依頼って?告知依頼ですから、入選できるというわけではありません。(笑)
でも、なぜ、シナリオ・センターにご依頼をいただいたのかというと、実は小学館ジュニア文庫で活躍している作家さんたちの中に、なんとシナリオ・センターの方々がたくさんいらっしゃるからです。
出身ライターでは「真代家こんぷれっくす!」「エリートジャック」シリーズなどを書かれている宮沢みゆきさん、「にじいろ☆プリズムガール」「小林が可愛すぎてツライっ!」などを書かれている村上アンズさん、そして、作家集団の新倉なつきさん「キミは宙のすべて」シリーズ、辻みゆきさん「12歳」シリーズなど等が中心になって頑張っています。
これだけ皆さんが書かれていらっしゃれば、小学館さんが大いに期待してくださるのもうなづけます。
この「小学館ジュニア文庫小説賞」は、出版を前提としたコンクールで、書ける新人作家を探すために行う意味もあるので、シナリオ・センターの方に頑張ってほしいと思ってくださったんですね。
そこで、中村編集長にジュニア小説ってどのようなものが好まれているかお訊きしました。
要項には、出版を恋愛、ファンタジー、ミステリー、ホラーなど小学生の子供たちがドキドキワクワクハラハラできるエンタテイメント作品と書いてあります。
子供向けっていうと大人向けとは違うと思いがちですが、そう考えてしまうと子供にゼッタイに受け入れられないそうです。
中身は大人向けと同じでOKで、表現などがかわるだけ。子供にもわかるようにちょっとかみ砕く程度です。
ついでにいうと、子供にわからないということはそんなにありません。案外子供の感覚は鋭いです。
私も小学生にシナリオをお教えさせていただいていますが、侮れない。
昨年お伺いした番町小学校では、「ドラマ何見ている?」って聞いたら、「半沢直樹」とか「ファーストクラス」だったし、シナリオもサスペンス、刑事もの、ホラーなどをうまく書くんです。
姪の娘も5年生ですが、大人の文庫を普通に読みますからね。
ですから、ご自分が書きたいものを書かれて、ちょっと表現が難しいなというところに手を加えれば、OKだと思います。
そうそう、橋部敦子さんが執筆された映画「幕末高校生」もこのジュニア小説が原作ですから、面白ければ映画化も目指されていらっしゃるとおっしゃっていました。 これも、美味しい。(笑)
「小学館ジュニア文庫小説賞」栄えある第1回目は、シナリオ・センターの方に獲っていただきたいと、密かに願っております。奮ってご応募を!!