しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。
表参道のトレンド情報をお伝えしている「ようこそ表参道へ―青山をゆく」。このところちょっとお休みしてましたが、完全復活します!
今年小学校入学を迎えるお子さんのいるお宅は、そろそろ入学準備品を揃えている頃ですね。駐車場を挟んでシナリオ・センターの隣りには、昨年からランドセルショップ「セイバン」がオープン。「天使のはね」っていう看板が出ています。
「天使のはね」、聞いたことあるのでは? すごく軽くて背負いやすいランドセルの機能のこと。普通のランドセルと比べて、肩ベルトが立っており、ランドセルの重心位置を上げることで、軽く感じるように作られているそうです。この機能を独自に開発して売り出したのが、ランドセルの老舗メーカー「セイバン」。平成15年には世界で一番軽くて丈夫なランドセルとして、ギネスブックにも登録されました。
セイバンは、本社と工場が兵庫県たつの市にあるだけで、今まで都市部のどこにも営業拠点や直営店がなかったそうです。でも旗艦店として、表参道店がオープン。白と生成りの木目の内装が明るくておしゃれ。広々としたスペースで、ランドセルの背負い比べをしたりすることもできます。
それに最近は、中国や台湾などでも人気だそうで、大人の女性がファッション感覚で背負うのが流行らしい。ジャパニーズアニメが中華圏でとても高い人気を得ており、そのアニメのなかで、よくランドセルが出てくるかららしい。欧米女性も大人買いする人がいて、どうもハリウッド女優がニューヨークで真っ赤なランドセルを肩に下げていたからだとか。
そんなこんなで、少子化のあおりで入学者数が経っているにもかかわらず、ランドセルの売り上げは伸びているそうで、空港の免税店にもランドセルが並んでいたり、オンラインショップでの購入も増えているそうです。
セイバンの天使のはね機能が付いたランドセルは、4万円~5万円と高額ですが、小さな子どもが荒っぽい扱い方をしても、しっかり6年間使えるように作られています。それにおじいちゃんおばあちゃんが入学祝として買ってくれるケースも多く、高品質、高額のものから売れていくとか。
いつも通り過ぎていたランドセルショップ、今度はちょっと覗いてみては?
「SEIBAN」(セイバン)
住所:東京都港区北青山3-15-16 オラシオン青山1F
営業時間:AM11:00~PM8:00
定休日:毎週水曜日
電話:03-3486-6363
アクセス:地下鉄表参道駅A1出口より徒歩3分