シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。寒い月曜日です。朝から動物病院と自分の人間用病院との梯子。どちらもなにがというわけではなく、はるは定期的に肛門腺を絞っていただいているだけで、私はお誕生日検診みたいなもので、ガタは来ているもののどこが悪いこともありません。
人間様の病院は、お風邪の人が多いのでしょうか、とても混んでいました。
寒い毎日です。みなさん、くれぐれも体調管理を。
土曜日は、今年初めての2月シナリオ8週間講座の開講でした。
たくさんの方が受講してくださり、活気がみなぎって、寒さもなんのその、2月とは思えない熱い講座になりました。
シナリオの基本の技術をしっかりと学んでいただいて、創作の可能性を広げていって欲しいと思います。
基本さえ体得すれば、小説でもお芝居でもゲームシナリオでもなんだってできるようになりますから。
受講生の方の中に、お子さんは、2月28日のアップル×シナリオ・センターのお話づくりワークショップに参加、ご自分は8週間講座でという素敵な創作親子もいらして、とっても嬉しかったです。
親子でシナリオ作り、サイコーです。
創作は、子供の頃から親しんでいただくことが何より。自分で考え、他人を想う術を何気に体得できますからね。
創作って、誰かに無理矢理いわれたってできるものではありませんが、子供は、本当にだれでも何かを創りだすのが、大好きです。
書くことだけじゃなく、発明発見だって、踊りや歌、お芝居だってなんでも。
姪の娘が、幼稚園の頃、鏡に向かって一人芝居していたのを思いだします。鏡の向こうにいるお友達とケンカをしていましたっけ。(笑)
想像の芽をつぶさない・・・とても大事なことです。創作の始まりですから。
でも、案外、社会環境は、簡単に想像の芽をつぶしてしまいます。
お父さんお母さんには、子供たちに想像の場を与えてあげてほしいと思います。
昨年来よりゼミナールがとても活発で、出席されている方も増え、添削作品の本数も増えています。頼もしいことです。
人はみんな違う、誰一人として同じ人はいないのですから、他人の話に耳を傾け、想像し、他人に伝える努力をしなければなりません。
シナリオは、10人の登場人物がいれば、10人のキャラクター、背景、事情を考え、動かしていきます。俯瞰でものごとをみなければ、客観的に動かさなければ描けないのがシナリオです。
だからこそ、他人を想い、自分の考えを伝えることができるのです。
最近の世の中を見ていると、社会を牛耳っている方々の想像力のなさをとても感じます。
本当に自分以外の、他人の想いを想像したことがあるのだろうか、いいたいことだけで本気で伝えようとしているのだろうか、他人の話を聴いて応えようとしているのだろうか・・・。
シナリオ・センターは、日本中の人にシナリオを書いてもらいたいです。