シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。寒い!!今日のいでたちは、カシミヤセーター2枚重ねにダウンです。どこまで冬なのか、寒さに弱い私はいつも北極圏で暮らしているようなカッコをしています。(笑)
鈴木光司さんはどんなに寒くても2枚しか着ないというルールを持っていらっしゃるとか。寒がりは行動範囲が小さくなると・・・まさにその通り。恥ずかしい。
昨日は代休をいただいたので、ちょうど雨だったし、おうちではると二人でぬくぬく。なーんにもしないお休み、ホントの身体休め・・・鈴木さんに怒られそうな一日を過ごしました。(笑)おかげさまで、腱鞘炎もおさまりました。
月曜日のミソ帳倶楽部は、小説家の鈴木光司さん。人間パワースポット、小説界の松岡修三とよばれる鈴木さんは、本当に熱い!
おかげさまで私もパワーいただきました。45周年頑張るぞ!!!
あまりにいいお話ばっかりだったので、どこをおはなししようかと迷うのですが、一貫しておっしゃっていたことは、「自分が何を求めているのか、クリアにすること」鈴木さんは小学4年生の時から、小説家になることも奥様と結婚することも決めていらしたそうですよ。
大学4年生の時に鈴木さんは、シナリオ・センターに入学。目的は小説家になるために技術の習得。8週間講座から本科・研修科・シノプシス科(当時、シノプシスを20本書くゼミナールが研修科の上にありました)を最短で書き抜け、作家集団で、「リング」を読んで、伝説の男となりました。
鈴木さんがシナリオ・センターを選ばれたわけは、他人に読んでもらえるから。
小説でも脚本でも、独りで書いていてはだめ、他人に読んでもらうことが大事で、「リング」もデビュー作の受賞作「楽園」も作家集団で読んで、みんなから感想をもらえたからこそだとおっしゃいます。
そして、50本20枚シナリオを書いて、シナリオで学んだことは、小説を書くときも自分の頭の中に映像をクリアにして書く、映像を思い浮かべて書くことで、読み手の想像力を刺激して、イメージさせることができること。
自分の頭の中でぼんやりしていたら誰にも伝わらないとおっしゃっていました。
本当にそうですね。自分の頭の中がぼんやりしていたら、相手に明確に伝わるわけがありませんから。
先輩たちは、鈴木さん始めみなさん、上手にセンターの授業を使っていらっしゃる、うまく利用してご自分に生かすことが、学校を本当に活用するということだと思います。
小説家として、というか創作者として一番何が大事かというと「深く考える態度」
疑問を持ち、固定観念、先入観を捨てて、世間一般に言われていることを信じない、風評はだめ。人に流されずに、自分の思考で解かなくてはいけません。
鈴木光司さんがおっしゃるように、私たちはもっともっと「深く考える態度」を大事にしなくてはいけません。
そうしなければ、嫌な時代へと押し流されていってしまいますから。
日本中の人にシナリオを書いてもらいたい・・・切に切に願います。