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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ありきたりでないって・・・。

シナリオ・センター代表の小林です。今日も雨。日本中荒れ模様の様子。天は何を怒っているのでしょうか。

今夜は、荒井修子さん脚本の「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」(TBS)です。子供を通しての親たちの付き合いって、まあ、中学くらいまでは続きます。
私も二人の子供を通して、いいお友達ができました。
保育園育ちの我が子供たち。私のお願いしていた保育園では、シングルマザーも、両親揃っていてもみんな働いているからか、みんな仲良くて、今でも付き合いが続いています。
働く母親の連帯って、案外すごいんです。
こういう私の経験と真反対のセレブの戦い、セレブの生活自体どんなものなのか全くわからないし(笑) それだけに、とても楽しみです。

幼稚園児を持つ母親の話でも、セレブ名門幼稚園、区立の保育園では、キャラクター、人間模様のありかたは違うわけですから、ドラマって色々なことができるってわけですね。
このドラマでは、セレブの中に、主人公だけがシングルマザーという設定ですが、この設定によって、母親たちが仲良くなるという同じお話でも区立保育園舞台とではまったく違ってきます。その上、それぞれキャラクターが違うとなれば、ドラマは無限大に作れるわけです。

 縁側刑事

427日月曜ゴールデン「縁側刑事・弐」(TBS)は、縁側刑事=刑事を退職したおじいちゃんと新米婦警の孫娘という設定。
私の大好きな藤竜也さんが、いい味出しています。
藤竜也さんは、北野監督の「龍三と七人の子分たち」でも、カッコいいジジイのやくざを演じていますけれど、カッコいい人は年をとってもかっこいい。()
そんなカッコいいおじいちゃんと孫娘のドラマ、出身ライターの篠原高志さんが書かれています。

 

そうやってみてみると、みんな色々と工夫を凝らしているから面白いドラマが作れるのですね。
ありきたりでない設定、だけれども奇抜すぎてもいけない、共感を得るキャラクター、だけどただのいい人ではつまらない・・・考える余地がいっぱいあるということは、視点をちょっと変えたら山ほどドラマは生まれてくるというものです。
そう考えれば考えるほど、やはり原作ものではなく、オリジナルで勝負してほしいと思ってしまう私です。


この夏のサマーセミナーでも、そんな視点を変える勉強をしてみようかと思っています。
自分が創った設定をものの見事に他人に壊されてしまったら・・・あなたはどうしますか。
サマーセミナー、今年も新しい仕込みで皆さんをお待ちしています

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