シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。満開の桜・・・さむう・・・花冷えです。日本語って、なんてすてきなのだろうと思います。
花冷えというのは、桜が盛りの頃の寒さをいうのですが、今年の桜は、驚くほど早く咲いていますから「寒さ暑さも彼岸まで」という諺とかぶっちゃうんです。
うーん、どっち?ま、いいか。日本語の美しさを感じられる春は、とくに好きです。
3月は別れ、巣立ちの季節。
満開の桜の下で袴姿のお嬢さんたちが写真を撮りあっていました。
社会にでていく彼女たちの晴れがましい姿は桜とよく似合います。
連ドラもまた最終回が多いですね。
湊かなえさん原作で、出身ライターの清水友佳子さんほかが脚本を書かれた「夜行観覧車」(TBS)も、イヤミスではなくラストは家族再生という気持ちよい終わりでした。ホッ!(笑)
岡田惠和さん脚本の「泣くな、はらちゃん」(NTV)も先週土曜日が最終回でした。
なにせ小学校でも大人気で、子供たちが「♬世界中の~♪」と歌っていて、「♬片想い~♬」と同じメロディのどちらが歌えるか競い合っているとか・・・私もついつい口ずさんでしまいます。
小学生の姪の子などと観ているときは、一緒に声を合わせて歌っちゃってますからね(笑)
最終回の前の回だったか・・・ズシンときました。
薬師丸さんが演じる百合子さんが言うんです。
「人はハッピーエンドの後も生き続けていかなくちゃいけないからさ。大変なのは、ハッピーエンドの後なのにね」
そうなんですよね、この後が問題。
お話だったら、結婚してめでたしめでたし・・・だけれど、結婚してからが、ホント大変。
岡田さんのドラマによく出演されていた菅野美穂さんと堺雅人さんの婚約報道がありましたけれど、頑張って欲しいものです。余計なお世話か。(^_-)-☆
ちなみに私、本日3月25日結婚40周年を迎え、しみじみこのセリフを噛みしめております。(爆笑)
「ドラマとは変化である」新井一の言葉ですが、人生もドラマじゃないけれど、変化があるからこそ面白いのだと前向きに、前向きに考えて生き続けましょう。
「泣くな はらちゃん」のシナリオBOOKがでました。
ビブオさんのマンガもついています。
岡田惠和さんのシナリオ、読んでみましょう。心に響くセリフ満載です。
今はありがたい時代です。シナリオが本になるんだもん。
昔は、映画館で好きな脚本家のシナリオを自分で起こして勉強したものです。
その分、読んだら、しっかり書きましょう。
シナリオ・センターのホームページがリニューアルして、「表参道シナリオ日記」もそちらから見れますので、お気に入りに入れてくださいね。http://scenario.co.jp/diary/
よろしくお願いします。