シナリオ・センターの開講情報をお知らせします。ドラマや映画だけでなく小説、戯曲、漫画やアニメの講座の開講、コンクール対策講座もあります。
シナリオ・センターの新井です。
5/7(水)から「シナリオの技術で書く小説講座」が開講になります。
そもそも、シナリオライターの養成学校がなんで小説講座をやるのか?
実は、シナリオ・センターで小説講座を開始したのは3年くらい前です。開講前に、念のため一般的な小説講座やスクールではどんなことをやっているのか、勉強に行ってきました。
で、その感想なのですが・・・
「すっげーむずかしい・・・」
というのと、
「んで、どうやって書けばいいの・・・」
というものでした。
こんな感想になってしまったのは、私の知性の問題かもしれませんが、難しいと感じた理由は3つ。
①名作の文体分析を教わる
⇒「へぇ~なるほどな」とは思いましたが、自分がどう書けばいいのか、わからない・・・
②登壇者の小説観を教わる
⇒「小説はかくあるべし。今の小説には〇〇が足りない!」と言われると、「そうなのかも」と思いますが、では自分は何を書けばいいのか、わからない・・・
③面白い作品を書くべきと教わる
⇒「だしかに!」とは思うものの、どうやったら面白いものが書けるのか、わからない・・・
と、そんな感じでした。
要は、「わたしは、どうしたら小説が書けるのか」がわからないのです。
2、3の小説講座を受講しましたが、基本的には私には難しすぎて、「よし!書いてみよう」となかなか思えるものではありませんでした。
それは「お前のやる気次第だろう・・・」と言われれば、それまでですが・・・
とはいえ、そういった経験を踏まえて、柏田講師にお願いした「シナリオの技術で書く小説講座」のポイントは3つ。
①「今まで書いてきたシナリオの技術は、こう活きるのね」と気づく
②「シナリオを書いてたおかげて、小説も書けそうだ」とわかる
③「じゃあ、小説もこうやって書けばいいんだね」と活かせる
小説講座の開講は「小説を書いてみたい!」という受講者の方が増えてきたことと、実際に小説を書いている出身ライターが増えてきたことという二つの状況が後押しをしてくれました。5/7開講の「シナリオの技術で書く小説講座」はリンダパブリッシャーズさんのコンペに受講生は参加できます。今までライターズバンクにしかなかったチャンスです。みなさん、頑張って下さいね!
リンダパブリッシャーズの新刊『99のなみだ・純』『涙がこぼれないように』『99のありがとう-日本中から寄せられた24の感動物語-』では、シナリオ・センターの出身ライターそして受講生が活躍中です。
◆『99のなみだ・純』◆
「明日こそきみが目覚めますように」 小松知佳さん(元作集H)
「とんび」 佐藤万里さん(出身ライター)
「彼の名をもう一度」 三間祥平さん(出身ライター)
「遺石」「卒園式なんていらない」 美崎理恵さん(作集HX)
「僕のお葬式に出てください」 源祥子さん(作集XC)
「魔法使いの娘」 谷口雅美さん(大阪作集)
「ローズ」 蛭田直美さん(通信本科)
「父の失踪」 野坂律子さん(出身ライター)
「だいじょうぶ」 佐川里江さん(通信作集)
「食わず嫌い」 甲木千絵さん(大阪作集)
「春、父と会いに」 田中孝博さん(元作集F)
◆『涙がこぼれないように』◆
「虹」「みえない糸」 谷口雅美さん(大阪作集)
「旅情」 池田晴海さん(出身ライター)
「父親がわり」 梅原満知子さん(出身ライター)
「終着駅」「乾杯」 金広賢介さん(元作集XF)
「東京の背骨」 小松知佳さん(元作集H)
◆『99のありがとうー日本中から寄せられた24の感動物語―』
執筆者 谷口雅美さん(大阪作集)