シナリオ・センターの開講情報をお知らせします。ドラマや映画だけでなく小説、戯曲、漫画やアニメの講座の開講、コンクール対策講座もあります。
2012年10月から開講し、2013年4月10日に修了した「116期シナリオ作家養成講座」受講生の感想です。半年前は、シナリオの「シ」の字も知らなかった方、映像関係の仕事はしていたけれど、シナリオ自体は書いたことがなかったという方々が、毎週シナリオの課題を書き、6ヶ月で「20枚シナリオ」が書けるようになり、映像で表現するための技術を身につけることができました。
そんな彼らに最後の授業でアンケートに感想を書いてもらいました。そこから抜粋し「良かった点・楽しかった点」と「もっと知りたかった点」も載せました。「もっと知りたかった点」については、それに対する回答も簡単ながら書いてみました。5/11(土)開講「118期シナリオ作家養成講座」をご検討の方、シナリオ・センターの講座をご検討の方、ご参考にして頂ければと思います。
『家でドラマや映画のDVDを見る時に、今までとは全く違う視点で見れるようになった』
『とにかくシナリオを書くことが好きになれた。シナリオを書くことが今は一番楽しい』
『夜の所属だったが、都合が悪ければ昼のクラスに参加できるシステムのおかげで、皆勤賞を取ることができた』
『楽しみながら課題に取り組むことができた。授業が面白かったので、集中して受けることができた』
『課題を、毎回丁寧に添削してもらえる』
『書くことへの抵抗感が減った。色々な人の価値観に触れられるのが新鮮だった』
『添削された提出物の添削内容を読むまでがドキドキした』
『急な仕事が入って休んだ際のフォローアップがあったので助かった』
『毎週知識が増えて行くのが楽しかった』
『実際にシナリオを書いていくところと先生の説明で具体例があるところ』
『シナリオの基礎はもちろん、業界の話や先生の映画の感想など、毎週楽しく勉強できました』
『ハコ書きや人物の履歴の作り方等、感覚的な内容ではなく具体的な技術を学べてよかった』
『一つ一つ、階段を踏んで細かい設定、ドラマの葛藤などシナリオの基礎を学べてよかった』
『宿題は苦しかったけど楽しかった。添削が励みになった』
『講座を受けてから、好きだったドラマの見方が変わり、一層好きになった。それぞれの脚本家の方のセリフや展開などに、とくに注意して見るようになった』
『休みの時のフォロー制度がしっかりしていた』
『毎週〆切があるので、定期的に書く習慣が作れたのがよかったと思います。書くスピードも大分上がりました。また同じテーマで書いたものを見せ合うと、こんな発想もあるんだと勉強になった』
『初めて物語を解体して勉強し、ドラマとは何かが身についてきました』
『同じ志を持つ人たちと同じテーマの課題を書き、お互いを読み合い意見を交換し、いろんな方と交流できたこと』
『全く無知な状態でスタートしたので、講座の内容すべてが楽しかった』
『×××の使い方など、いまいちわからなかった』
⇒×××については、授業ではあまり扱いませんでした。×××は、シーンを書く上では便利ですが、安易に使うとシーンを書き飛ばしてしまう可能性があるため、初心者の方にはお薦めしていません。
そのため、詳しくは説明していません。特に知らなくても、問題なく魅力的なシナリオを書くことはできます。
『実際の課題をブラッシュアップする実演とか』
⇒時間的な制約もありますが、基本的に“直し”というのは講座の中ではやっていません。サマーセミナーなどでは行うこともありますが、2013年のセミナーで“直し”を実施するかはまだ未定です。
また、一度書いたものを何度も直すよりも、次の課題で前回の問題点を意識して書いていくことの方が大切だとシナリオ・センターでは考えています。そのため、講座では“直し”はしていません。
『ホワイトボードが見にくかった』
⇒こちらに関しては、できる限り見やすくなるように、板書の仕方や板書のペンなど変更していきたいと思います。
『(添削で)自分のダメなところやクセなど、突っ込んで言ってほしかったです』
⇒シナリオ・センターでは「褒めて伸ばす」のが基本です。添削でも同様です。クセや現時点でダメなところがあったとしても、それが長い目でみてマイナスになるとは限りません。
ゼミナール研修科でいろいろな方の感想を聞きながら、ご自分の中でトライ&エラーをしていくといいのではないかと思います。
『要所はプリントにまとめていただけたら、もっとありがたかったかな』
⇒シナリオ・センターでは、授業プリントは創設以来作っていません。授業プリントを作ってしまうと、「まぁあとで見ておけばいいかな」とそれをもらったことに安心してしまうのが人情です。
そのため、講師の授業をきちんと聞いて頂くためにも、授業プリントは作っていません。
『柏田先生の生い立ち』
⇒柏田先生に飲み会の時などに聞いて下さいませ。
『作家としての才能があるのかということ』
⇒作家の才能あるかどうかは、正直誰にもわかりません。出身ライターの方々で、現在プロになっている方でも、その方の才能をわかったかというとそういうことはありません。
出身ライターの鈴木光司さんは、シナリオ・センターで作家集団まで続けています。おそらく基礎講座の時に、「鈴木光司さんという生徒は凄い才能だ!」とはその時の添削講師も思わなかったと思います。
授業の最後にも柏田から話がありましたが、「続けることが才能」です。続けて行くことで、表現技術が向上し、その人にしか書けないもの(おそらく世間的にいう才能)が生まれるのだと思います。
「良かった点」だけだと、どうしても一方的な情報になってしまうので、実際の受講生の「もっと知りたい点」も載せました。「もっと知りたい点」については、シナリオ・センターの新井がお応えさせて頂きました。言葉足らずな部分もあるかと思います。講座についてのご質問などがあれば、お気軽にシナリオ・センターまでお問合せください、
直近のシナリオ作家養成講座は、5/11(土)から開講になる「118期シナリオ作家養成講座」です。4/20(土)にはシナリオ作家養成講座に向けた「無料説明会」があります。講座をご検討の方は、是非、お越し下さい。