シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。このフレーズにはだいぶなれたけれど、頭の中に必ず「ひろしです」と浮かんでしまう。なんだかなあ。
ここのところ、出身ライターの方や在校生の方から、日記で紹介して欲しいと色々なお芝居、映画のチラシなどが送られてきます。
皆さんが、頑張って活躍されていることはとても嬉しいので、もちろんご紹介することはやぶさかではありません。
とはいえ、タイミングによってはご紹介できないこともあります。その時はごめんなさい。
で、今日は、25日にお話いただく立川らく朝さん(6/25実施「Theミソ帳倶楽部~二足のわらじのはき心地」)ではありませんが、2足のわらじを履いている方々のご紹介をしちゃおうかなと思います。夏のお知らせ一挙大公開。
テレビをつければ、毎日出身ライターのどなたかが書かれている、映画は期毎にどなたかが書かれたり、監督されたり、プロデュースされたり。
お芝居に、映画に、テレビに、アニメ、ゲームにとあらゆるところで活躍されていますが、みなさん、色々な媒体で書かれているんですね。
6月27日から30日、大阪アトリエS―paceで「林檎幻燈」を上演。大阪校の西史夏さんが始めての長編戯曲を書かれました。
西さんは、この2月「第5回富士山河口湖映画祭シナリオ大賞」で、グランプリをとられ、作品は映画化されることに決まっています。戯曲も映画脚本も書ける・・・見せ方は違っても西さんの熱い想いの結晶はこれから花開きます。
7月18日から8月26日まで、東京帝劇でミュージカル「二都物語」が上演されます。
「ニ都物語」はディケンズの名作ですが、ミュージカルの作詞をされたのが、出身ライターの佐藤万里さん。現在、東京シアタークリエで上演中のミュージカル「天翔ける風に」(野田秀樹脚色)の作詞も。脚本だけでなく作詞も手がけられ、オーディオドラマも書かれます。
8月1日は、稲城子どもミュージカル20周年特別記念講演「幸せの青い鳥」、115期シナリオ作家養成講座の麻生りりこさんの脚本です。
麻生さんは、「第4回科学ドラマ大賞」で大賞をとられ、作品はテレビドラマ化されます。麻生さんも西さんと同様、戯曲もテレビ脚本も書けるんです。
今日まで、新宿K’scinemaで、8人の男性監督と女性監督が競い合う「バナナVSピーチ☆フェスIN新宿」で、上原三由樹さんが監督された「雑音」が上映されています。8月31日からは、[ソウル・フラワー・トレイン]が同じく新宿K’scinemaで上映されますが、こちらは上原三由樹さんが脚本を書かれています。監督と脚本、上原さんの2足のわらじです。
同じ方が、2足も3足も履いていらっしゃる・・・なぜできるかというと、基本の力があるからです。
基本こそが、大きく羽ばたくための礎。底力をつけなければなにもできません。
まず、とことん基本を極める。基本の力さえあれば、大きく広くどこまでも羽ばたけます。